周深 - 欢颜

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初めてその歌声を聴いた人が、おそらく耳を疑う声の持ち主の周深。
その名を一躍有名にした《大魚》のリリース以降、中国国内で人気が爆発している。

 

これは周深が中国好声音という番組に初めて登場した時の映像。
まだ21歳の大学生だった頃のものだ。

 

歌っているのは齐豫の《欢颜》。
40年も前の同名映画の主題歌だが今でもよく知られているようだ。

 

歡顏 - 齊豫

www.youtube.com※ライセンス表記有り

 

原曲を聴いて気付くことがある。
周深がわざわざ原曲の齐豫の声に「寄せて」歌っていることだ。

 

《大魚》や《Time to say goodbye》を聴けばわかるが、彼は女性の高音でも綺麗に発声できる。それが《欢颜》を歌う時はわざわざ齐豫の声に似るよう工夫をしている。つまり、彼にはそれだけの余裕があるということになる。

 

www.youtube.com※公式配信

 

www.youtube.com※公式配信

 

男性が女性の曲を歌う場合、キーを下げるか裏声やオペラの唱法を使う、あるいは限界まで声を張り上げて歌う方法が思い浮かぶが、周深は端から女性の声が出せるという点で異なる。

 

そのアドバンテージだけでも類を見ないが、彼はその声を磨くことによって様々な表現力を身につけている。《Time to say goodbye》では綺麗に聴こえる範囲でオペラの唱法を使い、《大魚》のアレンジには京劇風に歌うものまである。そのいずれもがプロの女性歌手と遜色のない、あるいは凌駕するほどに美しい歌声だ。

 

映像では杨坤、那英といった名のある歌手がびっくりしている。
そのリアクションが「やらせ」ではないとすれば、これだけの素質を持つ歌手は滅多にいないということだろう。

 

自分があと何年生きられるのかわからないが、今のところ周深以上の男性歌手に出会える自信はない。

 

 

※ライセンスについて

Youtubeにある中国好声音の動画はライセンスについて言及されてないので未使用。
「腾讯视频全网独播」の表記からテンセントビデオが独占配信していると解釈。
腾讯视频(テンセントビデオ)が独播(独占配信)していて分享(シェア)を許可しているのでブログに掲載しても問題ないと判断。詳細は以下リンクに記載あり。

 

v.qq.com


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