「三国志漢末覇業」- Three Kingdoms The Last Warlord - 正式版&DLCリリース

 

 

いよいよ正式版ということで数年ぶりに遊んでいる。
現行はV1.0.0.2034が最新版。

 

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画像や音楽は一新され、UIはスマホ向けに変更されたため非常に使いにくくなった。武具や防具、馬などのアイテム画像が豊富になり、入手困難な宝物も大量に追加された。さらに、素材を集めて武具を開発することも可能になった。種馬をかけ合わせて名馬を産ませたり、武将の縁結びをすることによって後継武将が生まれ、その子供たちを太学で成長させることができるなどちょっとした育成要素も加わっている。個人的な印象ではスマホ向けのゲームっぽくなった気がする。難易度を細かく設定できるようになったのは良い点だと思う。

 

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無料で配布されたDLC「竜吟虎嘯」によって異民族や盗賊、神獣などが追加され難易度も上がった。DLCを有効にするとマップのいたるところに異民族や盗賊が配置され、さらに港が40ヶ所も追加されるので安全な後方地帯をつくりにくくなる。

 

異民族は贈り物をすれば仲良くできるが、実は信頼度が高くても攻めてくる仕様。そもそも仲良くするために必要な資金や兵糧が膨大すぎるうえに、たとえ最高値まで上げたとしても1年もしないうちに信頼度は半減してしまうため贈り物が無駄になる。
利点は他勢力を攻めさせたり、贈り物の返礼として異民族の兵(数は5000)や宝物が手に入るようになる。しかし、いったん王位に就くと異民族の信頼度は上げられなくなるようだ。


異民族兵の性能はこちら。

 

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※ 卑弥呼は軽歩兵しか贈ってこないので発表されている対馬武士は未実装?

 

盗賊は外交が通じないので殴るしかない。ただ、中には強力な武装をした盗賊もいて、たとえば解煩軍×5部隊だったり大戟士、連弩といった特殊部隊で構成されている。

 

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しかも率いている盗賊武将が並み以上の能力値なので場合によっては苦戦する。それでも呂布並みの異民族よりはマシかもしれない。下の画像は山越(異民族)の武将。

 

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賊の討伐に成功すれば宝物が手に入ったり、有名な盗賊武将を仲間にできるらしいが宝物以外は確認できていない。また、異民族と盗賊の拠点は制圧してもランダムに復活するため、討伐した翌月に復活、なんてこともあり得る。

 

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プレイヤーが不利な点として異民族や盗賊が出陣している最中はその拠点に攻め込めない。手薄になったはずの拠点を攻められないのは地味にズルい。さらに不公平な戦もある。たとえば九江塞に向けて出陣した際に塞からも盗賊が出陣してきて野戦になったとする。その野戦に勝ってそのまま九江塞を攻めたとしても塞では無傷の解煩軍が待ち構えている。この場合5万×2戦で計10万の解煩軍を相手にしなくてはならない。これは面倒なだけでなく野戦で賊を撃退しても塞の兵力には影響しないことがわかる。


戦闘に関して気になる挙動は他にもある。プレイヤーが出陣すると同時に高い確率で他勢力が攻め込んできてしまう現象だ。これは手動戦闘が1か所しかできない点を逆手にとられているので、たとえ手動で勝っても他に攻め込まれた拠点は荒らされたり奪われることになる。現時点では自動戦闘のAIがまだ未熟なので、手動なら楽勝な戦力差であっても自動戦闘では負けてしまったり、無駄な損害を出してしまうのも珍しくない。おそらく開発者が手動戦闘にしているプレイヤーの統計を悪い方向に活用してしまったのだろうが、信頼度や戦力差を無視してまで反射的に攻め込んでくる設計は不快でしかない。

 

極めつけは神獣と項羽で、まともにやっても倒せないくらいのドS仕様になっている。
正攻法ではまず倒せそうにないので「弄る」しかなかった。
いずれ調整されると思うが、現状でどのぐらいふざけた戦力なのか個別に書いていく。