『Vikings』シーズン5後半、終了。

気付いたら終わってた。
以降ネタバレあり。

配役の面で期待すると半ば冗談のつもりで書いたけど、やってくれたよね。

デーン人の王が3人出てきたけど、その中にSKÁLDのPierrick Valenceに似ている人がいたので調べてみたらMarkjan Winnickという役者だった。

ラゲルサ役のKatheryn Winnickと同じ名字だったので、さらに検索したところ実の兄だったので驚いた。しかも、実はもうひとりの弟も出演していたらしくて重ねて驚くことに。こちらはAdam Winnickといって、役名のない戦士役で出演し、3人そろって映るシーンもあったようだ。

詳細は以下の記事より。

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なるほどねー、と笑ってしまったけど、兄のMarkjan Winnickはインパクトのある面構えをしているので継続して出てくれると嬉しい。

このシーズン5後半はいつもより滅茶苦茶な内容だったので登場人物の入れ替えが目まぐるしい。堕落した司教ヘフマンドが戦死し、アルフレッド王の兄エセルレッドは母親に毒を盛られ、盛った母親ジュディスも突然胸にしこりが出来たとかでそれぞれ死亡。
ラグナルの忘れ形見を自称するマグヌスがポッとでてパッと死に、カテガットの予言者改め、悩める屈強なヴァイキングたちのカウンセラーもバカ殿に殺害される。

もうね、滅茶苦茶。

移住したフロキに至ってはコメディなの?ってくらいに不幸ばかり訪れる。
血で血を洗う争いで一族皆殺しにされたり、加担した側の娘が絶望して身投げしたりで、ついに限界を迎えたフロキは集落を飛び出してしまう。
神の姿を求めてのクレイジージャーニー。

「あそこに違いない!」と、まるで冒険者のように洞窟に潜りこみ、その最奥で見つけたのはフロキが最も嫌悪してきたキリスト教の十字架。あまりにも皮肉な結末に笑うしかないフロキが雄叫びをあげた瞬間、洞窟上部が噴火してフロキは吹き飛ばされる。
生死は不明。

こんなの笑うしかない。

他も大概酷い状況。
アイヴァーは悪嫁も偽の息子も手にかけて、いったん脱落。
ウベとヴィトセルクはそれぞれ男を上げつつも、お互いに遺恨が残っている。
ビヨルンはハーラルと危ういコンビを組みつつもカテガットにて戴冠。
いずれ破綻するのは明白。
ラゲルサは死の淵を彷徨った後、戦士としては終わったかのような描写があるけれど
今後はどういう立ち位置になるのか興味深い。
臨死体験中にラグナルの最後を目撃していたのは嬉しい演出だった。

あっさり過ぎるマグヌスに笑いつつ、ハーラルが死んだんじゃないかと一瞬焦ったり、ビヨルンがまた違う女に手を出してる、というかそれアルフレッドの子供じゃなくてビヨルンの子供じゃないのか、といったように楽しみ方もどんどん歪んできている。

他にも、歴史上に残っている名前を登場人物に使うのもこのドラマの面白いところだけど、釈迦まで出てくるのは笑えた。釈迦自身は登場しないけど、その存在が伝わるくらいカテガットが発展してるんだから、もう危険を冒して外征しなくてもいいんじゃないのかなーとは思った。

次で最後ともいわれるシーズン6の発表はあったが、日本で公開されるのはまだまだ先のことになりそうだ。

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