ふとHED KANDIを見かけないことに気付く。
Beatportで確認したところ2016年以降リリースしていない。
簡単な時系列でみると、
- 2005年にMark Doyle等がHED KANDIから独立し、Fierce Angelを設立。
- 2006年、Ministry of Soundにより買収。
- 2016年、Sony MusicによりMinistry of Soundが買収される。
といった流れか。
Sony Musicの買収が影響したのかは謎だが、Beatportでのリリースが止まったのは間違いない。
それ以前からHED KANDIのHouseは停滞していたようなのでレーベルとしての旨味を失ったのかもしれない。ただ、抱えてる曲数の規模から考えても再販でやりくりできるくらい「資産」はあるので、あっさり手を引いていたことには驚いた。
同じ曲ばかり再販し続けるゾンビのようなレーベルは邪魔なので、個人的には助かったと思っている。どこぞのレーベルにも見習ってほしいくらいだ。
現在のHED KANDIはイベントの主催などに舵を切っているようだ。
一方、分離したFierce Angelは年に数回リリースする程度には生きているが、当初の勢いは感じられない。Natsuyo ft. Alexandra Prince – Rise Overの頃は元気があったように思う。すでにAliveやLove 4 YouのJoia Records | Nero Recordingsも活動停止しているため、レーベルの変遷と時間の流れを実感してしまう。