平成から令和へ

ついに平成最後の日を迎えました。
それは天皇陛下が退位なさる日でもあります。

 
これまでの長い歩みを顧みると、涙がこみあげてくるほど感謝の気持ちが溢れます。
御自分に課せられたお務めを疎かにせず、精力的に国民に寄り添うお姿はまさにこの国の象徴であり、いち国民として誇りでありました。

最後のおことばに「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」とありましたが、むしろ感謝の気持ちは国民の側に溢れているでしょう。これまでに多くの人が両陛下に感謝と敬愛の気持ちを表し、それを「支え」だったと最後に述べられる、この関係性は非常に尊いものです。

私は陛下在位中の日本に生まれたことを誇りに思います。
戦後の厳しい時代が過ぎ、平和の中で自分がのほほん生きてきた間にも、陛下は国の象徴として数えきれない責務を背負われ、ひとつひとつ丁寧に向き合って今日を迎えられました。

その、ひたむきで真摯なお姿を私は忘れません。

85歳というご高齢に至るまで国に尽くされてきた天皇陛下と、その支えとして歩んでこられた皇后陛下には、ただただ感謝と御礼の気持ちしかありません。

どうかこれからは両陛下のご希望に沿った時間をお過ごしになれるようお祈り申し上げます。

そして、いつまでも元気でいてください。