愚痴愚痴愚痴

ひとりで相撲をとっていたのにすっころんだ。
そんなバカらしいオチがついたので笑っている。
そうやって笑ってごまかしても、結局は立ち上がるしかないから苦笑いになる。
巡り合わせの面白さを感じつつ「そんなに都合よくいくか。当たり前だろ?」と爆笑するご先祖さんの姿が見えるような気がした。

 

 今まで自分が何に時間を使ってきたのか振り返れば、そうなるのは当たり前とわかるのに、心のどこかで根拠もなく「救われる」と思っていたのかもしれない。


そんなわけあるか。時間は平等に出来てる。


浪費して手に入れたものと、それ以上に貴重な「何か」を失ってきて今がある。
失った「何か」は都合よく手に入る代物じゃないと頭でわかっているのだから、本能的に欲しがる心も自由にコントロールできればいいのに。

 

割り切りはできているつもりだった。
用心してなるだけ避けてきた。
いざ逃げられなくなって直面してみると、鬱陶しい自分に振り回されるハメになった。
そんな自分が歩んできた道を振り返ると、あまりの空っぽさに空恐ろしくなる。

 

前にどこかで呟いた。
歳を重ねるごとに、ふと、こうやって我に返る瞬間がとても怖い。

 

それは、すべて自分が選んできた道なのに。
世の中はどこまでも平等に出来ていたのに。
そこから逃げ続けて空っぽになっただけなのに。
なんで今更こんなに恐怖を感じるんだろう。

 

さっきからいったい何を書いているんだ。
バカじゃないのかホントに。
救ってくれる音楽はそこにあるんだから。
それで十分じゃないか。