またPCトラブルが発生。

症状:

PCを長時間稼働させると特定ドライブ(HDD)のファイルを読み込む際にプチフリーズが発生する。例えば、音楽ファイルを再生するとそのアプリが30秒ほどフリーズする、など。不思議なことにOSには影響しないので、フリーズしているアプリ以外は普通に動作する。

 
分析:

イベントビューアを見ると前回の突然のシャットダウンが発生した以前にも数回記録されている。もしかするとこれが原因だったのか?

 

イベントID 153
ディスクの論理ブロック アドレスで IO 操作が再試行されました。
イベントID 129
バイスにリセットが発行されました。

 

どうやらHDD周辺のトラブルのようなのでS.M.A.R.T.を確認する。
確認にはCrystalDiskInfoを使用。その結果、セクタ不良は見つからなかったがC7のUltraDMA CRCエラーがカウントされている。

ということでI/O(Input/Output)に問題が発生しているようだ。解決の糸口を探るため、同じような症状を検索すると何件かみつかる。多かったのがLPM(Link Power Management)と呼ばれる省電力機能が干渉しているケース。

SSDで発生している場合はレジストリエディタでNoLPMに該当のドライブ名を追加すれば解決するらしい。これはWindows10のアップデートなどOSの設定に変更があったタイミングでトラブルになるようだ。もしOSの載っているドライブで発生すれば全てブチフリしてしまうのだろう。

現状、SSDではなくHDDで発生していてOSのアップデートも最小限に止めている。
もちろんHDDでの報告もあるので解決しなかったら試してみようと思うが、別な要因を疑っているのでそちらから確認する。

原因:

最も怪しいのがSATAケーブルの劣化または接触不良の可能性。HDDと接続しているケーブルがダメになっていたり、ケースの開け閉め時の干渉で接続が緩くなったためにIOエラーが出ている説。

前回のシャットダウン問題でケースを開けた際はCMOSクリアスイッチに気付いたため配線に触れるような作業はなかった。とはいえ可能性が高い部分なので、まずケーブルの差し直しから試してみることに。

もしダメならケーブルの交換、それでもダメなら上記のNoLPMの追加、それでダメならHDDの故障と判断する。

結果:

ケーブルの差し直し後、再起動するとブチフリは発生しなくなった。
C7のカウントも止まっているのでとりあえずは安心。
ただ、ケーブルの抜き差しで治ったのか単純に再起動したから治ったのかはわからない。一発で治ってくれたおかげで原因の特定までには至らなかった。

また、このHDDはWDのGreenなので故障しかかっている可能性が捨てきれない。
WDのHDDは親切?なことに故障する前になんらかの症状が出ることが多いからだ。

※あくまで自分の経験談にすぎないため信憑性は低い。WDを貶すつもりはないのであしからず。

今回の症状が出る前から定期的にバックアップしているので最悪の場合交換してしまう手もあるが、現時点でのS.M.A.R.T.の値は健康なのでこのまま様子を見ながら代わりのHDDを探してみよう。